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知っておきたい体のしくみ!
二足歩行のしくみ
● 人間の背骨は弓状(S 字状)
背骨画像1   背骨画像2   背骨の名称
 人間は二足歩行をするために、背骨は横から見るとゆるい S 字状のカーブになっています。 その曲線をつくるためには、生まれながらに備わっている背骨の後わん(後ろが丸いカーブ)を生まれたときから首がすわるまでの間に、しっかり保つことが大切です。【図1】
 背骨にしっかりとした後わんができていると、首がすわる頃に頸椎(首の骨)に前わん(前が丸いカーブ)ができます。【図2】
 それから二足歩行し始める1歳頃までに腰椎(胴部分の背骨)に前わんができ、安定して歩けるようになります。【図3】
図1   図2   図3
 また背骨がS字状のわん曲になっているからこそ、でんぐり返りもでき、農作業もでき、内臓は垂れ下がらず、走ったり飛んだりする衝撃も直接頭(脳)に伝わらないのです。
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骨盤は体の「要」
● 腰とは?
 腰周りとはヒップ、胴周りとはウエストです。 勘違いされている方が多いのですが、腰周りとはお尻の一番ふくらんだ周囲を言います。 そこにある骨が腰椎ではなく、骨盤です。 直立二足歩行をする人間の骨盤には、上半身の重みだけでなく、足からの衝撃もかかりますので、 骨盤がしっかりしていないと、全身の調子が悪くなります。 腰という漢字は体を意味する月(肉付き偏)と要。そうです! 直立二足歩行をする人間にとって骨盤は体の“要”なのです。
腰の位置 上半身の重みと足からの衝撃
腰椎の画像   骨盤イラスト
女性の骨盤は妊娠・出産に適した形状になっており、男性の骨盤とは少し違った形をしています。
体のしくみってスゴイ!
女性の骨盤男性の骨盤
● 妊娠からお産期にかけての女性の骨盤や靭帯の変化
 骨盤のことを産科学では骨産道(こつさんどう)と言います。 赤ちゃんを正常に出産するには、骨盤の関節のゆるみが必要です。 骨と骨を結びつけているのが靭帯(じんたい)で、原始時代や出産の寸前まで農作業をしていた頃の女性は、 靭帯も筋肉もとても強かったため、簡単には骨盤の関節はゆるみませんでした。 そのため、妊娠のごく初期から胎盤の元となる組織(絨毛(じゅうもう))から、 大量のリラキシンと名づけられたホルモンが分泌され、出産まで9か月もかけて靭帯をゆるめ、骨産道も徐々に広くなりました。
イラスト  このホルモンは、まだ一般病院では測定することができませんが、この働きで骨盤の恥骨結合や仙腸関節がグラグラしてきます。 そこに自らの体と、どんどん大きくなる赤ちゃんの重みがかかるため、まったく腰痛知らずだった人ですら、いきなりお尻が重だるくなったり、 激しく痛んで歩けなくなったりすることがあるのです。
 骨盤のゆるみ方は個人差が大きく、その理由は靭帯の強さと、ホルモンの分泌量が関係しているようです。 40歳近い年齢で靭帯がもろく弱くなっていて、かつ、双子のように大きな胎盤からたくさんのリラキシンが分泌されると、重症になることが多いのです。
仙腸関節下部のゆるみは、
O脚の原因にもなります。
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キュートなお尻で、安産と楽々育児
● 骨盤底のトラブル
 恥骨結合や仙腸関節を支えている靭帯がゆるむと、かわりに筋肉は緊張しすぎて痛みます。 すると、お尻や恥骨や脚の付け根が痛んだり、コムラ返りなども起きやすくなります。 また、骨盤の底が広くなると、骨盤底筋群というテント状の筋肉は引き伸ばされ、しっかり締まりにくくなります。 骨盤の下半分の容積も大きくなり、上から腸が降りてきて膀胱・子宮・直腸がさらに押し下げられます。 そのため、尿もれや、痔・脱肛などが起きやすくなり、赤ちゃんが宿っている子宮が下垂して圧迫されると、 それが、刺激になってお腹が張り、早産しやすくなります。 さらには、子宮が下がって膣から脱出してしまうこともありますのでご注意を。
骨盤底のイラスト
● 大きなお尻は安産型? いいえ、NO!
 昔から「どっしりと大きいお尻は安産型」と言われてきましたが、本当でしょうか? 出産の寸前まで農作業などの重労働をしていた頃の女性は、靭帯も筋肉も強かったため、 簡単には骨盤の関節はゆるまず、広い骨盤の女性は出産に有利だったのです。ところが、現代の女性は違います。 農作業はおろか縄跳びなどの外遊びもあまりせず、どこに行くにも車に乗って育ったのですから、靭帯も筋肉もとても弱くなっています。
 そのため、妊娠する前および妊娠中から骨盤の関節がゆるみすぎていて、骨盤の内腔が広く、内臓を支える力が弱くなっています。 そのため、様々な内臓下垂症状が起き、子宮や胎児が下がり過ぎて早産しやすくなります。 また、早産はまぬがれても、赤ちゃんの頭が早くから骨盤内に降りていると、生まれやすい姿勢で骨盤に入らないため、安産はできません。

● 骨盤を締めてキュートなハートのお尻を!
 靭帯は短期間に強化することはできません。ましてや妊娠中に強化することはできません。 しかも妊娠中はホルモンの働きでドンドン骨盤はゆるみ、お尻は大きくなっていきます。 妊娠初期でも中期でも、腰や恥骨が痛んだり、尿がもれやすくなったり、下腹部(子宮)が痛くなったり硬くなったりしたら、 すぐに骨盤を締めましょう。
 産後にウエストサイズが戻っても、大尻・下腹ポッコリ・O脚・下半身デブ、妊娠前のジーンズが脚の付け根にひっかかってはけないなんて・・・。 予防策はただひとつ、骨盤をゆるませすぎないことです。
 しんどい体では、楽に赤ちゃんを育てることもできません。きゅっと締まったキュートなお尻で、 妊娠中も産後も子育ても楽々に! 締めるべきは骨盤です!

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骨盤ケアも子宮環境の改善も!トコちゃんベルトが解決します!
 さらに詳しい説明は、「お母さんの痛い悩み・つらい悩みを解消!トコちゃんのマタニティケア・ハンドブック」渡部信子 監修・青葉 発行)をお読み下さい。
 「子宮環境のしくみ」や「子宮環境改善の方法」についても掲載しております。
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